限界院生's diary

バイオ系専攻大学院生の日々の記録。前向きに生きたい。

「自分」を生きる 20200912 3737字

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「自分」を生きる 坂東眞理子

 

20200912

今日は土曜日。バイトの3連勤最終日。

昨日はバイトに行きたくないという気持ちが強すぎてものすごく不安定な気持ちを抱いていた。忙しい。やらなくてはいけないことがきちんと終わらせることができていない。サイフェスの運営が思うようにいかない。

そんな気持ちだった。

バイトも、学生の中で1番と言っていいほど時間数入っている。

それを言っても7月あんまり入っていなかったでしょ、と言われたことが悲しかった。

私だって、バイト以外にやることなんてありますよ、と言いたかった。

だって、21日のバイト先の集まりのBBQの日だって希望休出していないのだし、我慢はしているつもりでいた。

だから、ちょっとというかだいぶ辛くて、また心が折れるのではないか、という恐怖が募るほどであった。

 

 

今日は、そうでもなかった。

確かにやらなくてはいけないことも山積みで上手く入っていないけれど、まあ、なんとかなるだろうという気持ちである。

朝から、のののnoteを読み漁ってみたり、twitterを眺めてみたりしていた。

でもそんな時間も無駄であるように感じてしまった。

SNSのみんなは自分より優れていて、輝いて見える。

私はそれに比べたら、と勝手に落ち込んでいたところがあった。

だから、本を読もうかと思った。

思えば、最近、自分がどんなことを考えていて、どんなことに理想を抱いているのかということを見つめ直す時間がなかった。

自分を癒してくれる場所には行ったりもしていたが、やはり、自分自身が何を考えているのか、どうしたいのかということととともに自分自信を見つめ直す時間を確保することは大切だと感じた。

 

そこでずっと読んでいなかった坂東眞理子著、「自分」を生きる、という本を読もうかと思った。

積ん読にしていて、読もう読もうといつも持ち歩くけど、読めていなかった。

 

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目次

第1章 自分の人生を生きる
1「ありのままの自分」に振り回されない
2「自分らしさ」は「したい」から生まれる
3 あなただからこそ成り立っていることを認める
4 自信は自分で持つと決めることで生まれる
5「自分」を大切にする


第2章 たしなみある人間関係を育む
1 あなたは誰かの大事な人
2 付き合う相手を固定しない
3 友人を得るのは出会いの運
4 大切な人との別れもかけがえのないもの
5 嫌いな人とは適度な距離を保つ
6 人間関係の断捨離を急がない 82
7 褒めてくれる人は大事に
8 大人の親子関係は自立から


第3章 何もしないことこそが最大の失敗
1 選ばなかった道の先は考えても仕方がない
2 いつも運のよい人、いつも運の悪い人はいない
3 失敗は忘れてしまえばいい
4 苦労して成し遂げた仕事は財産
5 年齢はできない理由にはならない
6 叱られ上手は人生が豊かになる


第4章 運を引き寄せるあり方
1 人生は終うものではなく遺すもの
2 お福分けのすすめ
3 誰しも与えられるものがある
4 内面の美こそ、長持ちでお得
5 感謝の言葉を出し惜しみしない 
6 人間としてどう生きるかは学びの中にある
7 知らないことを知ることを楽しむ
8 置かれた場で精いっぱい努力する


■著者 坂東眞理子

 

 

ざっくり言うと、「大人」がどのように生きるのが良いと言うことを説明していると感じた。

 

「自分らしさ」について。

人によってバラツキのある「自分」という概念。
「ありのままの自分」や「自分らしさ」について。
近年では、ありのままの自分を重んじるような考え方が広まっている。

「自分らしさ」にこだわり、追い求め、前面に押し出すことが、魅力的な生き方そして称賛される、それが”今”という時代なのです。 

ただ、著者は

今までずっと我慢してきたけれどもうやめる。

心身ともにスッキリするために、煩わしいことを断ち切る。

そして、「私らしく生きる」。

一見、 毎日うじうじしているよりかっこよく思えるかもしれません。

でも私は違うのではないかと考えています。

「自分らしさ」を大事にするために、自分の好みでないものは我慢せず切り捨ててしまう行動が、前向きとは思えないからです。

と述べており、具体的にすべきことを見据えた上で切り捨てることが重要であるとしている。現代人の多くの人が考える「自分らしく生きる」生き方というのは我慢をしないこと、であると思った。
今まで我慢をしてきたが、時代が変わり、我慢をしないことが美徳とされてきている。それは、我慢をまだしている人たちが迷惑を受けるということになり、「自分らしく生きる」ことがもっとも良いということにはならない。

 

では自分らしさはどうしたら良いのか。

自分らしくあるには、自分が何をしたいのか、明らかにすることが最初のステップともいえるでしょう。 

 ということである。

つまり、どのような人間になりたいのかという目標を自分自身に問いかけ続け、目標像を形成し、そこに向かって努力するということが大切である。

 

 

自信について


日本人は自己評価が低いことがよく知られている。
欠点を許さない完璧主義で、満点を目指させるという性格が根付いているからある。

著者は歳を重ねるにつれ、欠点が気にならなくなったという。

  1. 少しずつ、自分の得意なことやできることが見えてきた
  2. 悩む暇があるなら行動してしまえばいいと知った
  3. 短所の面にもプラスがあるということをに気づいた

加えて、自分を大切にすることが大切である。

この「自分を大切にする」ということは簡単そうで大変難しいことであると感じている。
今の自分を受け入れることから、自分の良いところを見つけることが第一歩である。

 

 

嗜みのある人間関係の育み方

第2章の題名なのであるが、このセクションで私も功を持っていたな、と強く共感した部分がある。

新聞の人生相談で「表面的な友人はいるが、心から信じ、頼ることのできる”親友”はいない」と、50代の女性が悩みを打ち明けていました。大人になってもこんな悩みを持っている人がいることに驚きつつ、私が友人だと思っている人たちも、この人の定義に従えば「表面的な友人」なのかもしれない、そう思いました。

自分の全てを受け止めてくれ、心から信じ、頼らせてくれる関係になるのは、長い時間、一緒に過ごしている家族であっても難しいものです。それを友人に期待するのはちょっと無理ではないでしょうか。

いつでも愚痴を聞いて励ましてくれる友人には自分も相手の悩みや愚痴を聞いてあげなければそういう関係は成立しませんし、長続きしません・全てを受け止められるほど深く関わりあうのは、生易しいことではありません。

大学1年生の頃、このようなことをとても言っていた記憶がある。

今は孤独に感じることはあれど、自分は自分、と強く生きることがその当時よりはできているなと感じる。

18年間、同居していた母にでさえ、拒絶反応を起こすことがあった私ならこれはわかっていても良かったのではないかと思う。だが、わからなかったのだ。

友人に何を期待しているのだという話である。

適度な距離を保ち、持ちつ持たれつの関係で、それを超えてしまえば、精神的に不衛生な「依存」になる。

今も少しできているが、他人に深く関わり「過ぎる」状態にならないように気をつけなければならない、といことを再認識した。

 

運を引き寄せるあり方

 最後の章に関しては、確かに、と思うことがあったが、以前から思っていることが多かったので特に書かないでおこうかと思う。

特に共感したのは以下の点である。
・お福分けの勧め
・感謝の言葉を出し惜しみしない
・人間としてどう生きるかは学びの中にある
知らないことを知ることを楽しむ
置かれた場で精一杯努力する
・自分だけが得をするよりお人好しでいる
・最後まで生きるうと決める

 自分に足りないと思うことには下線を引いておいた。

知らないことには恐怖を感じ、楽しむことを忘れてしまうので楽しめるようになりたい。
置かれた場所で精一杯努力する、ことは本当に今の自分に大切で、努力が必要だと感じている。サイフェスや、今の大学のことである。
サイフェスはひとみくんがやってくれれば良かったのに、と思うことは多々あるし、間違いなく全力にはできていない。どこかやる気がなく、学科や先生に丸投げをしてしまっている。それは反省すべき点である。

 

これらが、今日読んだほんのまとめ、感想である。

文章は書かないと上達しない。

何かまとめようと思ったから始めてみよう、ということで文章を書いてみた。

by まりんご